破壊・創造・維持 2017年12月30日 組織改革 現在のような激動期の組織は、下記のような三種類の型の複合体とならざるを得ない。 A.破壊(時代に適応しない部分を壊し、捨てる) B.創造(時代に適応した型をつくる) C.維持(時代の変化に柔軟に適応し、安定化を図る) こ […] 続きを読む
正論に負けた上役 2017年12月25日 管理職 加藤清正は、現在でも熊本では人気があるが、部下の使い方が巧みだったという点で定評がある。「知」と「情」の使い分けが大変上手かったようだ。 特に、優秀なよそ者を登用することで、古いセクションや古い考えにしがみつきがちな家臣 […] 続きを読む
改革派と保守派 2017年12月20日 組織改革 里見忠義(さとみ ただよし)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての大名である。安房里見氏の当主里見義康の長男で、安房館山藩2代藩主だった。慶長十九年(1614年)、「幕法違反」という名目で事実上の御家取り潰しとなった […] 続きを読む
「生き字引」の成長 2017年12月15日 人事異動 徳川義直は、家康の九男で尾張の藩祖である。よく部下の意見を聞いた人物だ。いつも「なんでも言え」と言っていた。 義直は自分の性格を知っていた。彼は「私はすぐに立腹してしまうという欠点がある。だから、腹を立てているときは、絶 […] 続きを読む
世論に押し流された浪士たち 2017年12月10日 管理職 一般に呼ばれている「忠臣蔵」とは、江戸時代元禄期に起きた「赤穂事件」を基にした創作作品である。従って、年末になると必ずテレビ番組でドラマなどの特番が行われるが、そのほとんどは史実よりも脚色に重点を置いたものとなっている。 […] 続きを読む
退任の挨拶 2017年12月5日 退職・異動 松永久秀(まつなが ひさひで)は、戦国時代の武将である。官位を合わせた松永弾正(まつなが だんじょう)の名の方が有名かもしれない。 久秀は、主人の三好義継と一緒に、三好の主人である将軍足利義輝を殺し、更に主人の三好も殺す […] 続きを読む
スケープゴート 2017年11月30日 リストラ 井伊直弼(いい なおすけ)は、幕末の譜代大名である。近江彦根藩の第15代藩主。幕末期の江戸幕府にて大老を務め、日米修好通商条約に調印し、日本の開国近代化を断行した。また、強権をもって国内の反対勢力を粛清した、安政の大獄で […] 続きを読む
理想の上司 2017年11月26日 管理職 二代目というのは、周囲の目が厳しくて、一挙手一投足がぎこちなくなるものだが、徳川二代将軍秀忠も、その意味では気の毒な評価をされた。初代の家康と三代目の家光が傑出していたからである。 しかし、家康は「守成は創業より難し」と […] 続きを読む
人事異動の苦悩 2017年11月20日 人事異動 豊臣秀吉は若い頃「上役に部下を選ぶ権利があるのと同様に、部下にも上役を選ぶ権利がある」という考えを持っていた。松下喜兵衛の家を出されたときも、「私はクビになったのではない。私が主人をクビにしたのだ」と言っていた。 負け惜 […] 続きを読む
悲劇の知将 2017年11月15日 管理職 石田三成(いしだみつなり)は、安土桃山時代の武将・大名である。豊臣秀吉政権下の重臣であり、秀吉の死後、関ヶ原の合戦で徳川家康と戦ったことは有名である。 三成は子供の頃から「頭の良さ」で出世した人物だ。小坊主時代に秀吉と遭 […] 続きを読む